福祉用3輪自転車の特性と魅力
3輪自転車を 所有している管理人が、実際に乗って 気付いた事を記します。
タイヤが 1つ増えるだけで、 使い勝手が 大きく 変わりますよ。
後述しますが、管理人は 「普通の自転車に乗るのが面倒」 になりました。
福祉用3輪自転車のスイング機構の構造
福祉用3輪自転車は、普通の二輪自転車とは全く構造が異なります。
その中でも、最も特徴的なものが「スイングユニット(振り子装置)」です。
カーブ時に車体が傾いても、後二輪だけは水平を保っています。
これにより、荷物を積んだ際の安定性が段違いに変わります。
普通の自転車は、地面を支点にカゴが地面に向かって倒れようとします。
後二輪3輪自転車の場合、支点が2つもあるため倒れようがありません。
この差は、荷物が重ければ重いほど大きくなります。
※異常な高速で旋回しようとすると、片輪走行した後に横転します。
写真2枚目、3枚目はスイング時のバネの働きを表しています。
普通の自転車の場合、速度に応じて傾けないと倒れてしまいます。
ですが、3輪自転車の場合はバネ等の復元力で補助してくれます。
メーカーによって構造は様々なのですが、基本はバネと同じです。
ブリジストン製は、このセッティングが素晴らしいと思います。
福祉用3輪自転車はスタンド立て作業が不要!
なんとなく使っていると忘れがちですが、駐輪スタンドがありません。
普通の自転車で荷物を積んでスタンドを立てたら、これが結構重かった。
ずっと福祉用3輪自転車に乗ってると、スタンドの存在を忘れます。
スタンドが無いのに慣れると「スタンド使用が非常に面倒」に思います。
これは結構、購入を薦めるポイントになりますよ!
パーキングロック(駐輪時ブレーキ固定)の方法
福祉用3輪自転車はスタンドが無いので、斜面で手を離すと流れます。
なので、「パーキングロックと前輪錠でブレーキ」をかけましょう。
写真1.確実に停止します。
写真2.前輪ブレーキレバーを握ります。
写真3.人差し指でロック金具を手前へ寄せます。
写真4.手を離すとロック完了。 簡単です。
写真5.これがフリー(走行時ブレーキがかかってない状態)です。
防犯、安全のためにも「必ずカギをかけてから」自転車から離れましょう。
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福祉用3輪自転車普及促進委員会2010 大人用三輪自転車